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  • 執筆者の写真田島つよし

ホームレスの方と話して分かったこと その1

ホームレスの方の生活保護受給と施設への入所をお手伝いしました。

最終的には、ご本人が希望していらっしゃる一人暮らしまでつなげるお手伝いまでするつもりです。


みなさんにもホームレスの方を取り巻く実態をぜひ知っていただきたいと思いますので、活動報告としてお知らせさせていただきます。


5月のある土曜日

ポスターを貼っていただくお願いをして街を回っていた時のことです。

ホームレスの方が居るのに気づきました。

常日頃から、ホームレスの方の存在が気になっており、時間があればお話ししているので、この日も声をかけてみました。

その方は住所不定、身分証無し、何度か施設を出て行っしまった経験があるとの事でした。

お話を伺ってみると、施設に入所し、生活保護を貰うのを希望していらっしゃいました。


一度家に戻り、妻に弁当を用意してもらい渡した後、月曜日に福祉課に付き添う為、役所の前で待ち合わせの約束をしました。

これまで何度かホームレスの方とお話しをした際に感じた事は、人によっては、自立は不可能に近いという事です。

施設に入っても人間関係が上手く行かずに出て行ってしまう方がいます。

自分はホームレスの施設に関しては自立を施すよりも、施設を公的機関とし、公務員の仕事として公務員の数を増やすべきではないかと考えます。

そこで働く公務員が増える事で安定雇用が増えます。

安定雇用が増える事で消費が増え、経済が活性化します。

怠けているのが悪いと考える人がいますが、実際に話してみれば分かります。

仕事を得るのは不可能に近いと感じます。

ホームレスの方には自立を求めるよりも、政府支出を増やし民間消費を増やす消費者としての一役を担ってもらう方向で良いと思います。

生活保護にも同じ事が言えます。生活保護者が消費する事で民間企業は儲かります。

直接的な公的支出を増やす事で消費が増え、民間貯蓄が増えます。

政府の赤字は民間の黒字です。

儲かり過ぎた所からは税金として回収し調整すれば良いと思います。

政府支出が増えれば国全体に回る金が増え、頑張った人は頑張った分だけ儲かる。

頑張れなかった人でも、路頭に迷う事が無くなる。

少ないパイを奪い合う現在よりも、ゆとりある共存を目指した方が良いと考えます。

自分がホームレスの方を気にかけるのは、制度を利用して安心して生活できる場を持っていただき、だれも置き去りにしない社会を実現することこそ、国民みんなが幸せな社会だと言う思いがあるからです。

また、オランダに居る師匠の、ヨハン・ボス氏の影響もあると思います。

ヨハン先生は、ホームレスの方に食べ物を寄付したり、生活に困った方に自宅の離れを使ってもらったりと、ご自分にできることをいろいろとなさってる方です。

その2に続く

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